2011年06月19日
危ない食べ物
今回から数回に分けてイヌ・ネコに与えてはいけない食べ物についてお話しします。
程度の差はあれ、危ない食べ物はたくさんありますので、代表的な食べ物についてご説明します。
一般的に問題ない食材でも、その子によって合う・合わないがありますのでご注意ください。
食べると危ない物(死亡例が報告されている食べ物)
◯タマネギ・ニンニク・ニラなどのネギ類
動物に与えてはいけないもので有名な食材です。
赤血球に含まれるヘモグロビンを変化させ
その結果赤血球の破壊(溶血)を引き起こします。
溶血が進むと貧血と黄疸がおこり、全身の状態が悪化します。急激に症状が進むと尿が赤くなります。
ネギ類の毒性成分は火を通しても変化しません。
また、おつゆやスープの中にも溶け出すので、調理後にネギ類を取り除いたスープを与えても中毒を起こします。
ネギ類をどれくらい食べたら中毒を起こすかはその個体によって違います。飼い主さんが気づかないくらい少量でも急性症状をおこす事があるので注意してください。
ちなみに、私たちヒトでもタマネギを食べる習慣がない地域ではネギ中毒が起こるそうです。
◯チョコレート、ココア、コーラ、コーヒー、お茶
カフェインやその仲間のテオグロビンという物質が含まれています。
下痢や嘔吐に始まり、重度ではケイレン、呼吸促迫、突然死が起こります。
チョコレートはカカオの含有量が多くなるほど危険性が上がります。
◯骨
鳥の骨は縦に鋭く割れるので、食道や腸に刺さってしまうことがあり非常に危険です。
また、テビチの骨をあげると非常に固い便になり、排便困難で来院する例があります。
それと、ソーキの骨が上顎に挟まって取れなくなるワンちゃんが多いです。
沖縄ならではですね。お気をつけください。
◯ブドウ・レーズン
成分の特定はされていませんが、海外では百例ほどが中毒にかかり、うち数頭が死亡したとの報告があります。
◯キシリトール入りの物
ヒトはキシリトールを体に吸収しませんが、イヌは吸収してしまいます。キシリトールが体内に入ると低血糖を引き起こします。
徳用サイズのガムをボトルごと食べたり歯磨き粉を食べたりしたイヌが命を落とした報告があります。
小型犬では数枚のガムでも重い症状が出ると言われていますので気をつけてください。
次回も危ない食材についてご説明します。
いかがでしたか?
意外な物もありましたか?
「お母さんがくれるフードは安全でーす」
「私はジャンピングキャッチよ」
程度の差はあれ、危ない食べ物はたくさんありますので、代表的な食べ物についてご説明します。
一般的に問題ない食材でも、その子によって合う・合わないがありますのでご注意ください。
食べると危ない物(死亡例が報告されている食べ物)
◯タマネギ・ニンニク・ニラなどのネギ類
動物に与えてはいけないもので有名な食材です。
赤血球に含まれるヘモグロビンを変化させ
その結果赤血球の破壊(溶血)を引き起こします。
溶血が進むと貧血と黄疸がおこり、全身の状態が悪化します。急激に症状が進むと尿が赤くなります。
ネギ類の毒性成分は火を通しても変化しません。
また、おつゆやスープの中にも溶け出すので、調理後にネギ類を取り除いたスープを与えても中毒を起こします。
ネギ類をどれくらい食べたら中毒を起こすかはその個体によって違います。飼い主さんが気づかないくらい少量でも急性症状をおこす事があるので注意してください。
ちなみに、私たちヒトでもタマネギを食べる習慣がない地域ではネギ中毒が起こるそうです。
◯チョコレート、ココア、コーラ、コーヒー、お茶
カフェインやその仲間のテオグロビンという物質が含まれています。
下痢や嘔吐に始まり、重度ではケイレン、呼吸促迫、突然死が起こります。
チョコレートはカカオの含有量が多くなるほど危険性が上がります。
◯骨
鳥の骨は縦に鋭く割れるので、食道や腸に刺さってしまうことがあり非常に危険です。
また、テビチの骨をあげると非常に固い便になり、排便困難で来院する例があります。
それと、ソーキの骨が上顎に挟まって取れなくなるワンちゃんが多いです。
沖縄ならではですね。お気をつけください。
◯ブドウ・レーズン
成分の特定はされていませんが、海外では百例ほどが中毒にかかり、うち数頭が死亡したとの報告があります。
◯キシリトール入りの物
ヒトはキシリトールを体に吸収しませんが、イヌは吸収してしまいます。キシリトールが体内に入ると低血糖を引き起こします。
徳用サイズのガムをボトルごと食べたり歯磨き粉を食べたりしたイヌが命を落とした報告があります。
小型犬では数枚のガムでも重い症状が出ると言われていますので気をつけてください。
次回も危ない食材についてご説明します。
いかがでしたか?
意外な物もありましたか?
「お母さんがくれるフードは安全でーす」
「私はジャンピングキャッチよ」
Posted by こにし動物病院・夫婦 at 16:37│Comments(0)
│病院の日常
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