2011年06月11日
フィラリア予防
今回はフィラリアについてです。
フィラリアは別名「犬糸状虫」とも言われる主に犬の寄生虫で、犬の体内が一番住みやすいようです。
しかし、蚊の多い地域では「ネコ」や「ヒト」でも感染の報告があります。
フィラリアは蚊が仲立ちします。
フィラリア症に感染している犬の血液にはフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)がいます。
血液と一緒に蚊の体内に入ったミクロフィラリアは、蚊が次の動物を吸血するときに体内に潜り込みます。
動物の体の中に入ったミクロフィラリアは成長を続け、最終的には肺動脈や心臓の右側に寄生します。
これによって血液の流れが悪くなり、体に様々な障害が出始めます。
◯フィラリアでよく見られる症状
・元気・食欲が落ちてくる
・咳が出る
・痩せてくる・お腹が膨らんでくる・・・など
・急性症状では赤い尿や呼吸困難がみられます。
飼い主さんが症状に気づいた時には、すでに病気が進行していて治療が難しい事もあります。
蚊が多い地域、フィラリア予防が浸透していない地域では、常にワンちゃんが亡くなる原因の上位にフィラリア症がきます。
◯治療
フィラリアの成虫を駆除する治療法がありますが、症状が進行していれば治療の危険性も上がります。
駆除薬を使えないケースも多いです。
その場合は対処療法が中心になります。
◯予防
ご説明してきたように、フィラリア症は犬にとって非常に怖い病気です。
また、治療も安全とはいいきれません。
フィラリア症には予防が最良の方法です。
よく「うちは蚊取り線香をつけているから大丈夫」という話をお聞きしますが、私たちでも一生蚊に刺されないという事はないと思います。
蚊取り線香をかいくぐって、たまたま犬を刺した蚊がフィラリアを持っていたら、その犬はフィラリア症になる可能性があるということです。
現在、フィラリア症の予防には定期的な予防薬投与しかありません。
予防薬は
粉薬・錠剤・おやつのようなチュアブルタイプ・ノミ駆除と一緒になったつけるタイプ(スポット製剤)・注射薬
のように、多くの製剤が作られています。
正しく使用すればどれも完全にフィラリアを予防できます。
動物病院にご相談の上、ワンちゃんにあった予防薬をお使いください。
近年ネコでもフィラリア症が報告されています。
猫は体が小さいので症状が強くあらわれます。
突然死の原因になっていると言われていますので、暑い地域で、外に出るネコちゃんは予防の価値は高いと思います。
「このおやつ、お薬なの?!」
フィラリアは別名「犬糸状虫」とも言われる主に犬の寄生虫で、犬の体内が一番住みやすいようです。
しかし、蚊の多い地域では「ネコ」や「ヒト」でも感染の報告があります。
フィラリアは蚊が仲立ちします。
フィラリア症に感染している犬の血液にはフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)がいます。
血液と一緒に蚊の体内に入ったミクロフィラリアは、蚊が次の動物を吸血するときに体内に潜り込みます。
動物の体の中に入ったミクロフィラリアは成長を続け、最終的には肺動脈や心臓の右側に寄生します。
これによって血液の流れが悪くなり、体に様々な障害が出始めます。
◯フィラリアでよく見られる症状
・元気・食欲が落ちてくる
・咳が出る
・痩せてくる・お腹が膨らんでくる・・・など
・急性症状では赤い尿や呼吸困難がみられます。
飼い主さんが症状に気づいた時には、すでに病気が進行していて治療が難しい事もあります。
蚊が多い地域、フィラリア予防が浸透していない地域では、常にワンちゃんが亡くなる原因の上位にフィラリア症がきます。
◯治療
フィラリアの成虫を駆除する治療法がありますが、症状が進行していれば治療の危険性も上がります。
駆除薬を使えないケースも多いです。
その場合は対処療法が中心になります。
◯予防
ご説明してきたように、フィラリア症は犬にとって非常に怖い病気です。
また、治療も安全とはいいきれません。
フィラリア症には予防が最良の方法です。
よく「うちは蚊取り線香をつけているから大丈夫」という話をお聞きしますが、私たちでも一生蚊に刺されないという事はないと思います。
蚊取り線香をかいくぐって、たまたま犬を刺した蚊がフィラリアを持っていたら、その犬はフィラリア症になる可能性があるということです。
現在、フィラリア症の予防には定期的な予防薬投与しかありません。
予防薬は
粉薬・錠剤・おやつのようなチュアブルタイプ・ノミ駆除と一緒になったつけるタイプ(スポット製剤)・注射薬
のように、多くの製剤が作られています。
正しく使用すればどれも完全にフィラリアを予防できます。
動物病院にご相談の上、ワンちゃんにあった予防薬をお使いください。
近年ネコでもフィラリア症が報告されています。
猫は体が小さいので症状が強くあらわれます。
突然死の原因になっていると言われていますので、暑い地域で、外に出るネコちゃんは予防の価値は高いと思います。
「このおやつ、お薬なの?!」
Posted by こにし動物病院・夫婦 at 11:28│Comments(0)
│病気の説明
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。